例文・使い方一覧でみる「うつけ」の意味
スポンサーリンク...その方（ほう）づれの申す事に気がつかぬうつけと思うか... 
芥川龍之介 「道祖問答」
...風（ふう）の うつけもの奴（め）らッ！にんげんは とのさまも こじきも おなじ にんげんだ...
五十公野清一 「一休さん」
...――ひとりうつぼ柱にうつけたる歌の占象（うらがた）...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...こちょこちょと言うつけたずおん...
太宰治 「雀こ」
...日本一のうつけ者奴（め）...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...最後に※婆（けつば）はこうつけ加えた...
中島敦 「悟浄出世」
...あなたがあっと云わせられたんじゃありませんか」「あるいはそうかも知れません」「そんならその時のあっの始末はどうつける気なの」「別につけようがないんです」「つけようがないけれども...
夏目漱石 「明暗」
...焚きつけは硫黄附木（ゆわうつけぎ）の小枝で間に合せ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...道益と資子は二人の子供が白痴（うつけ）か片輪か...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...彼はこうつけ足した...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...――そのうつけたやうな男のおもはず洩らす溜息までが手にとるやうに聞えてくるやうな一段であります...
堀辰雄 「伊勢物語など」
...うつけたような顔をして...
堀辰雄 「幼年時代」
...少しも自然の趣味を解する能はざりし当時の歌人連歌師を嘲（あざけ）りて「都のうつけ」と呼びし彼は...
正岡子規 「古池の句の弁」
...こうつけ加えたのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...そして彼はこうつけ加えた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...うつけたように繰り返した...
Ｗ・Ｗ・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...呆（あき）れたうつけ殿」「こうまでとは思わなんだが」情の薄い者はわらい...
吉川英治 「新書太閤記」
...死ぬほどうつけはないよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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