...どうも樗牛はうそつきだという気がしたのである...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...さて、うそつきどもは、前よりももっとたくさんのお金(かね)と、絹と、金(きん)とを願い出ました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「はだかの王さま」
...すると、うそつきどもは、なにかを持ちあげようとするように、片方の腕(うで)を高くあげて、言いました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「はだかの王さま」
...そんなうそつきの王さまには相手にならないで...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...何ぞいうたら「あんたこそうそつきや...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それでは他はみな擦(す)れ枯(か)らしの嘘吐(うそつき)ばかりと思って...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...嘘吐(うそつき)の方がまだ余っ程父(ちゝ)らしい気がする...
夏目漱石 「それから」
...嘘(うそ)なんか吐(つ)きやしませんよ」出してやらないと小林を嘘吐(うそつき)としてしまうようなものであった...
夏目漱石 「明暗」
...と答えた」嘘吐(うそつき)という言葉がいつもより皮肉に津田を苦笑させた...
夏目漱石 「明暗」
...するとあなたの眼に映ずる僕はまだ全くの嘘吐(うそつき)でもなかったんですね...
夏目漱石 「明暗」
...ねえさんのうそつき...
新美南吉 「病む子の祭」
...新聞社に務めてゐるの……大うそつき奴!」「……」――何アんだ...
牧野信一 「鏡地獄」
...」「大うそつき! そんな嘘つき芸術なんて……」「あゝさうだ/\...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...茂平やんもうそつき共だ...
室生犀星 「命」
...あなたが衝(うそつき)だとは申しますまい...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...余程のうそつきらしいが編者馬場信意なる者...
柳田国男 「雪国の春」
...呼吸(いき)がつまるんだよ」「悪党、うそつき、ばか」真理子の顔は見えなかった...
山川方夫 「演技の果て」
...「このうそつきめが...
吉川英治 「神州天馬侠」
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