...はじめてその死骸の中に蹲(うずくま)っている人間を見た...
芥川龍之介 「羅生門」
...つくねんと蹲踞(うずくま)った揚句やっぱり望みを達せずに...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...一同がうずくまるが早いか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...うずくまつてゐるのです...
豊島与志雄 「ふしぎな池」
...そこにうずくまっていそうだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その行燈の下にうずくまっている怪しいものが一つ――睡眼に触れると...
中里介山 「大菩薩峠」
...七兵衛ではないか」うずくまっていて頬かむりの頭を上げて見せた面(かお)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...部屋の隅に蹲(うずく)まっていた一人の女を招いた...
中島敦 「盈虚」
...私はじっと馬橇の上にうずくまって...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...八方から投げかけられる視線を痛そうに受けて踞(うずくま)りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...月の射し入る中に小さく踞(うずくま)りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...シクシク酔わない胸にうずくのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐しい顔つきのまま座席に蹲(うずくま)っている...
原民喜 「秋日記」
...巨大な昆虫(こんちゅう)のうずくまったように...
火野葦平 「糞尿譚」
...大きく戦(おのの)きながらうずくまっているほうへ目をやった...
正岡容 「小説 圓朝」
...(c)彼らはこれから梯子(はしご)をかけ或いは爆破しようとする家の下にうずくまって祈る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...じっとうずくまっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこにうずくまっていた人間であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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