...三人の子供が騒ぎもしないできょとんと火を見つめながら車座にうずくまっていた...
有島武郎 「親子」
...一人は腹を押えるようにしてうずくまった...
梅崎春生 「狂い凧」
...階段の下にうずくまっていた...
海野十三 「地球要塞」
...うずくまっていました...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...乞食のごとくにうずくまりもせぬものを!」と...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...その瞬間掘りかえした土の盛りあがりの傍に蹲(うずくま)っている怪しい物を見つけた...
田中貢太郎 「死体を喫う学生」
...ぶるぶる顫(ふる)えて蹲踞(うずく)まっているのを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...相も変らぬうずくような侘(わび)しさが...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...三丁のある家の軒にうずくまっている大きな白猫がある...
寺田寅彦 「柿の種」
...互いに寄り合って運命の破屋の中にうずくまる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その幹のところにうずくまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...黒い靴足袋(くつたび)が三分一(さんぶいち)裏返しに丸く蹲踞(うずくま)っている...
夏目漱石 「虞美人草」
...背中を山のごとく高くして蹲踞(うずく)まっている訳になっていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...跡に残った一人が障子の外に蹲(うずく)まった気配(けはい)で...
二葉亭四迷 「平凡」
...部下の人たちは船中の風かげにうずくまり...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「剣のうた」
...その橇の前にちやんとした十頭の組犬が雪の上にうずくまつているという具体的な事実を見たところ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...大廊下に指をついてうずくまり...
吉川英治 「新書太閤記」
...草むらの中にうずくまって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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