...わが耳のほとりに蹲(うずくま)りて...
芥川龍之介 「るしへる」
...一人は腹を押えるようにしてうずくまった...
梅崎春生 「狂い凧」
...あれはてた庭の木のしげみにうずくまって...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...少女は明智の足もとにうずくまり...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...うずくまっていました...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...蟇(がま)の蹲(うずくま)ったように見える小屋の傍を廻っておりて往くと...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...先に戸口のところに跼(うずくま)って風を避けた二人の者は...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...狼や獅子もじっとうずくまったまま...
豊島与志雄 「銀の笛と金の毛皮」
...みじめな彼は断頭台の下にうずくまり...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...うずくまり込んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...空の底に恐ろしく低くうずくまり...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...部屋の隅に踞(うずくま)ったまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...海の見えるガラス張りのロビイの長椅子に孝助がしょんぼりうずくまっていた...
久生十蘭 「ノア」
...ぐっと一度うずくまって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そしては又立ち停(どま)って眩しい夏の日光の中にうずくまっている...
室生犀星 「とかげ」
...ちょうどそのうずく場所をさすってやらなければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小屋の外でうずくまっていた父親は...
山本周五郎 「季節のない街」
...切符を買うと部屋の隅へ踞(うずくま)った...
横光利一 「上海」
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