...赤いほうずきのようになりました...
海野十三 「怪塔王」
...ほうずきの化物みたいに見えた...
海野十三 「火星探険」
...さすがにこっとうずきのおじさんがえらばれただけあって...
江戸川乱歩 「大金塊」
...身分柄を思わぬ殺生好(せっしょうずき)で...
関根黙庵 「枯尾花」
...彼の屈辱の傷はいよいよ激烈にうずき...
太宰治 「逆行」
...心は深い悲しみにうずき始めた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...懐中から宗十郎頭巾(そうじゅうろうずきん)を出して冠(かぶ)りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...清二も防空頭巾(ぼうくうずきん)に眼ばかり光らせながら...
原民喜 「壊滅の序曲」
...そこがうずき走るように快い...
三好十郎 「ゴッホについて」
...たよりないほど、それはなかったそれが證拠に、お前を殺すことにきめた時から私は食べる物がうまくなった酒の味もおいしくなった踊るのも唱うのも上手になったし、男たちの腕の中でも、燃えかたが強くなったフフ! 女のからだが、生れてはじめて、うずき走って、ふるえ出して思わず低く叫んだためにその夜の男はよろこんで私にルビーの指環をくれたのが私がはじめてお前をつけて、短剣をお前の背中にかまえて見た晩だ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...もう僕の腿のキズもほとんどうずきません...
三好十郎 「肌の匂い」
...あいつが戻って来てうずき始めたぞと病室を眺めわたした...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...あんなに旺盛にうずき出すのにはあきれる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...座頭頭巾(ざとうずきん)にあたまをくるんだ四ツ目屋の新助で...
吉川英治 「江戸三国志」
...宗匠頭巾(そうしょうずきん)をハネ飛ばして...
吉川英治 「江戸三国志」
...頭に逍遥頭巾(しょうようずきん)をいただいた人影が...
吉川英治 「三国志」
...悲憤に逸る面々の危険なうずきも見えるので...
吉川英治 「私本太平記」
...辛辣(しんらつ)な腕のうずきをおぼえた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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