...その小庭を見ると葉子の心の中にはそれを自分の思うように造り変える計画がうずうずするほどわき上がって来た...
有島武郎 「或る女」
...うずうずしていやがる...
太宰治 「駈込み訴え」
...うずうずしているようで...
太宰治 「パンドラの匣」
...御自身その腕さえあれば悪事を働きたくってうずうずしている連中の創作にかかるものであることも承知していた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...この新しい事件の内容を知りたくてうずうずしていたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...むしろうずうずして内心にうれしがっていて...
豊田三郎 「リラの手紙」
...力がうずうずしていた...
新美南吉 「嘘」
...からだの中にうずうずするのを感じた...
新美南吉 「久助君の話」
...「とてもいま書きたくてうずうずしてゐるのだが……」と...
原民喜 「氷花」
...アトリエから出ようと落着かずにうずうずしてはいたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...アメリカの若い兵隊にしなだれかかりたくてうずうずしているんだ...
久生十蘭 「だいこん」
...まさに五百人から六百人の向う見ずな男どもがうずうずしている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...早くやりたくて全員うずうずしていたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...男どもの首を絞めたくて腕がうずうずだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ひとり疼々(うずうず)しているふうだったが...
吉川英治 「三国志」
...なにかうずうずと血管が唆(そその)かされるような眼をしているのは...
吉川英治 「親鸞」
...(雁が羨(うらや)ましい!)逃げたい気もちがうずうずと体を衝(つ)いて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それと同じに僕も最初のうちは四五十秒から一分もすると全身がうずうずして言い知れぬ快感に身をもだえたものなのに...
蘭郁二郎 「息を止める男」
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