...パトリック上人の浄罪界(じょうざいかい)の話を経て...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...私(わたし)は東西(とうざい)...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...これ等(ら)は重(おも)に東西線(とうざいせん)と南北線(なんぼくせん)とに竝列(へいれつ)してゐるが...
今村明恒 「火山の話」
...わしも同罪(どうざい)になるおそれがある...
海野十三 「海底都市」
...石油乳剤(せきゆにゅうざい)やディ・ディ・ティー製造工場を全部叩きこわすこと...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...『這(こ)んな物(もの)を如何(どう)する?』『これは學術上(がくじゆつじやう)の參考材料(さんかうざいれう)である』『這(こ)んな物(もの)は何處(どこ)にでも有(あ)るぢやアないか』『然(さ)う有(あ)るやうなら...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...像材(ざうざい)椿なるをもつて此地椿を薪(たきゞ)とすればかならず祟(たゝり)あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...迷故(めいこ)三界城(さんがいじょう)悟故(ごこ)十方空(じっぽうくう)本来(ほんらい)無東西(むとうざい)何処(かしょ)有南北(うなんぼく)―――笠の四方にそう筆太(ふでぶと)に記してある文字が...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...白や紫沢山の薬瓶(やくびん)が並んだ次の間に調剤(ちょうざい)に入った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...夜食の惣菜(そうざい)を持って来たのを見れば...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...櫟(くぬぎ)の根(ね)つ子(こ)せえなけりやえゝんだんべか」「そんだつて汝(われ)は駐在所(ちうざいしよ)に見(み)られつちやつたもの仕(し)やうあるもんか」勘次(かんじ)はそれでも他(た)に分別(ふんべつ)もないので仕方(しかた)なしに桑畑(くはばたけ)を越(こえ)て南(みなみ)へ詑(わび)を頼(たの)みに行(い)つた...
長塚節 「土」
...東西位(とうざいい)を尽(つ)くしたる世界のほかなる世界に片足を踏み込んでこそ――それでなければ化石(かせき)になりたい...
夏目漱石 「虞美人草」
...余裕が空間に吹き散らしてくれる浄財(じょうざい)だ...
夏目漱石 「明暗」
...鼈甲細工屋(べっこうざいくや)のになっていたが...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...建築土木(けんちくどぼく)の用材(ようざい)にも使(つか)ふようになりました...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...世間の婦人たちは今までの習慣として極く手軽な惣菜(そうざい)料理をちょこちょこと拵(こしら)える癖がありますから上等の家庭料理を長くかかって拵えると申すと...
村井弦斎 「食道楽」
...東京でいわゆる御惣菜(おそうざい)ばかりで御飯を食べている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...浮袋会社の蝋細工看板(ろうざいくかんばん)そっくりである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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