...一八四四年の第二版においてようやく三十一夜を包括(ほうかつ)するにいたった...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...それに気づかなかったぼくはうかつだった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...狡猾(こうかつ)の心から...
太宰治 「鴎」
...いないとなると僕の非常な思い違いになるんだが……」「とすると脅喝(きょうかつ)している奴は何者だろう」「無論...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...狡猾(こうかつ)さと...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一人は迂濶(うかつ)だったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これは気合もなく恫喝(どうかつ)もなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...其(そ)の埃(ほこり)は黄褐色(くわうかつしよく)で霧(きり)の如(ごと)く地上(ちじやう)の凡(すべ)てを掩(おほ)ひ且(か)つ包(つゝ)んだ...
長塚節 「土」
...うかつに担ぐと命がねえぞ」「ああ銭形の親分」いやもう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...うかつにこんなことを申しあげていいかどうかわかりませんが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...はなはだ粗漏(そろう)迂闊(うかつ)の罪をまぬかれ難し...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...その狡黠(こうかつ)を遥かに人間を駕するものとして敬重す...
南方熊楠 「十二支考」
...それは迂濶(うかつ)なわたくしに取っては...
森林太郎 「『新訳源氏物語』初版の序」
...「なんという迂濶(うかつ)なことだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...何という迂濶(うかつ)さであろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...今さらの批判や迷信よばはりなど、うかつである...
吉川英治 「折々の記」
...全然関知しないことだが恐喝罪(きょうかつざい)ということで...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...迂濶(うかつ)にのしかかった宅助の毛脛(けずね)へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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