...そっとうかがい寄ろうとする探偵(たんてい)をこの青年に見いだすように思って...
有島武郎 「或る女」
...そのあくる日石上(いそのかみ)の神宮へおうかがいになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...また心配そうに足下の道をうかがい...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...妻と二人して今までは互に秘置(ひめお)きける古き文(ふみ)反古(ほご)取出(とりいだ)して読返しながら張りつくろふ楽しみもまた大厦高楼(たいかこうろう)を家とする富貴(ふうき)の人の窺知(うかがいし)るべからざる所なるべし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...様子をうかがいに来て見るとこの有様で...
中里介山 「大菩薩峠」
...五時頃うかがいますと云う電話があったので...
林芙美子 「晩菊」
...サト子の顔色をうかがいながら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...横目でサト子の顔色をうかがいながら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ご城中へうかがいましたら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...それはなぜでしょうか? それをうかがいたいのです...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...うかがいたいのです...
山本周五郎 「城を守る者」
...単刀直入にうかがいますが...
山本周五郎 「風流太平記」
...「もういちどうかがいますが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...今のお話をうかがいますわ」おたよは首を振って...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...ソッと身を伏せてうかがいますに...
吉川英治 「江戸三国志」
...あるじの風向きをうかがいながら言いだした...
吉川英治 「私本太平記」
...失礼(しつれい)なことをうかがいますが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おうかがいにでましたしだいで」そう聞くと...
吉川英治 「神州天馬侠」
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