...路用も遣い果して難渋窮まりしを伯父が救いて全快させしうえ路用を与えて帰京させたれば...
饗庭篁村 「良夜」
...私達(わたくしたち)はそれをば上(うえ)へ上(うえ)へと登(のぼ)って行(ゆ)きました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...米国加州沿岸(べいこくかしゅうえんがん)に接近することができたのである」艦長の頬は生々(いきいき)と紅潮(こうちょう)していた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...屋根のうえをいきおいよくおよいでいる...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...右足を左足のうえに軽くのせてから...
太宰治 「逆行」
...ぼくの太股(ふともも)のうえに...
田中英光 「オリンポスの果実」
...独りっ子のうえに...
谷譲次 「踊る地平線」
...山中の荒驛(くわうえき)は早くも更けて...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...忽然として或る奇怪なことが二人のうえに生じた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...四五ではないか」「そうえ――本当に...
直木三十五 「南国太平記」
...そこで美しいうえに黙った女なら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...もうひとりはみにくいうえに...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ホレおばあさん」
...この近所には猟犬の後裔(こうえい)で...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...上村(うえむら)弥兵衛と伊勢(いせ)万作の二人が...
山本周五郎 「花も刀も」
...あるいは有縁(うえん)の者が...
吉川英治 「私本太平記」
...このうえの名誉も栄花も俗世の果報(かほう)はみんな彼にやりましょう...
吉川英治 「私本太平記」
...なにかしめしあわせたうえ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鄒淵(すうえん)がすぐその傍らから...
吉川英治 「新・水滸伝」
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