...五六日見ないうちに、棚の糸瓜がぐん/\伸んで、もうぶらさがつてゐる、糸瓜ういやつ、横着だぞ!バラツク売家を見にゆく、其中庵にはよすぎるやうだが、安ければ一石二鳥だ...
種田山頭火 「行乞記」
...ういやつ、ういやつ...
吉川英治 「三国志」
...殿のご運をおよろこびもうしあげます」「ういやつだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あわれむべき小悪(しょうあく)よ!汝はきょうまで余の手先に踊らされていた悪魔の子分だ!ういやつ!秘帖は貰ってゆく!おれは元来阿波を見物にきた閑人(ひまじん)ではない!一角はこの嘲笑と徒労を知らずに死んだ幸福者!さらば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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