...タンホイゼル説話に曰く、勲爵士即ち、女神エヌスの命ぜしままに、従い行くに、地より花咲き出で、一条の光残りて、行く可き途を示しぬ...
高木敏雄 「比較神話学」
...一緒に奈良い行くいうて約束したんやけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...あしたの朝起きがけに直ぐ姉ちゃんとこい行くさかい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...健大けになったら兄やんになって学校い行くんで...
壺井栄 「大根の葉」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...我々が我々自身を失い行く方向たるに過ぎない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...世才(せさい)ある風の任意(まにまに)漂(ただよ)い行く意味にあらずして...
新渡戸稲造 「教育の最大目的」
...ましてそれは心の動き易い行く春のこととてなほさらである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この雨が見えねえか! 今日は休め!」「あたいは学校い行くんだ」富次は狭い台所ににげこんでそう口答えをした...
本庄陸男 「白い壁」
...実朝(さねとも)の「四方(よも)の獣(けだもの)すらだにも」はやや理窟めきて聞ゆる「も」にて「老い行く鷹(たか)の羽ばたきもせず」「あら鷹も君が御鳥屋(みとや)に」の二つはややこれに似たる者に有之候...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...まるで高竿がひょいひょい行くようだ...
水野葉舟 「北国の人」
...従来善牙獅の蹤(あと)を追い残肉を食い行く性悪の一老野干あり...
南方熊楠 「十二支考」
...跂(は)い行くもの少なからず...
南方熊楠 「十二支考」
...出生後直ぐに這い行く...
南方熊楠 「十二支考」
...名句も自然その力を失い行くは是非なしとして...
南方熊楠 「十二支考」
...まず大きな牡猴がいかめしく緩歩し老若の大群随い行くに...
南方熊楠 「十二支考」
...あんた何處い行くんだ?」と立ちふさがつた...
三好十郎 「肌の匂い」
...四五十匹ぐらい行くのです...
夢野久作 「狂人は笑う」
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