...いわば心(しん)の弱い強がり家(や)ではないかしらんというのだった...
有島武郎 「或る女」
...年金を給したのはいわば慰労金といったようなもので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これもまた一種の儀礼に過ぎないものといわばいわれるかもしれぬが...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...いわば親のすねかじりだ...
徳永直 「白い道」
...いわば至当のことをなしたに過ぎぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...これは已むを得ない話だ――いわばそれが県庁のある市の特色で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いわば獅子身中の虫を飼っていると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...立派な海産問屋をいとなんでいるそうな――いわば...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いわば教授の哲学の材料を材料のままでいろいろ見せてくれたのである...
三木清 「読書遍歴」
...ひとたびこれに対して覚悟ができれば(もっともそれはいわば人間わざを凌駕することであるが)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いわば実践理性である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いわば覇王のごときもので...
柳田国男 「家の話」
...いわば島人の記憶の残りであるが...
柳田国男 「海上の道」
...いわばわれわれは乗(の)っ取(と)りの先陣(せんじん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いわば古きを捨ててくれた一つのようなものだ」何につけても...
吉川英治 「新書太閤記」
...いわば一門と申すもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いわば心ならずものこと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いわば、山野へ放ち飼いにされていた客分である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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