...妙な白い入墨(いれずみ)をした原地人兵が...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...とうとうやけくそな悪戯心(いたずらごころ)を起し背中いっぱいに刺青(いれずみ)をした...
太宰治 「ロマネスク」
...物凄い黥(いれずみ)をした南海の獰猛(どうもう)な土人の姿でも御想像なさるかも知れません...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...腕(うで)や肩(かた)に刺青(いれずみ)をみせていましたが...
田中英光 「オリンポスの果実」
...眼の角に入れるミチの刺青(いれずみ)の肉体が彼を異常な歓喜に陥入(おとしい)れるのだ...
富田常雄 「刺青」
...自分というものを刑余の入墨者(いれずみもの)同様な...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ黥(いれずみ)はしてゐない...
中島敦 「環礁」
...――頬に刺青(いれずみ)か何んかあるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彫青(いれずみ)を彫って貰うた代金もあげとらんし...
火野葦平 「花と龍」
...とほく矮樹林は刺青(いれずみ)のやうに擾れてゐる...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...文身(いれずみ)ひとつからだにきずをつけずに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いれずみの痕をとどめてゐると假定したら...
室生犀星 「渚」
...全身が刺青(いれずみ)のように青光りする波斯(ペルシャ)模様の派手な寝間着を着た...
夢野久作 「継子」
...その真白な半裸に画(えが)かれている刺青(いれずみ)だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...背に九ツの龍の刺青(いれずみ)をしているので...
吉川英治 「新・水滸伝」
...倶利伽羅紋々(くりからもんもん)の文身(いれずみ)に急所が一ヵ所彫り落ちているような考えで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...皮を剥(む)くように二の腕の刺青(いれずみ)をたくし上げて...
吉川英治 「松のや露八」
...お鉄漿(はぐろ)の入墨(いれずみ)をなされました」「爪へ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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