...九重(ここのへ)の雲の中にいらせられる御一人さへ不思議にも近松の浄瑠璃(じやうるり)を愛読し給うた...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...わが貧(まづ)しい言葉(ことば)にも宿(やど)つていらせられる...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「浮浪学生の話」
...摂政宮(せっしょうのみや)殿下が御安全でいらせられるということは早く一日中に拝聞して...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...「両陛下が御安泰にいらせられるなら旗をふって合図をされたい」としたためたかきつけと...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...上様は以ての外にお腹を立てゝいらせられる...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...やんごとなき公卿様(くげさま)の姫君でいらせられるというお話であるのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...少年でいらせられる帝の女御(にょご)におさせすることは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若くいらせられる東宮ではあるがこの人を最も御愛寵(あいちょう)あそばされた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...むろん御兄弟でいらせられるのであるから似ておいでになるに違いないと思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世にもまれな美男でいらせられる方が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...旧来(もと)から御賢こい有り難い王様でいらせられるので御座います...
夢野久作 「白髪小僧」
...ご家中の方でいらせられるか」と...
吉川英治 「黒田如水」
...「劉皇叔(りゅうこうしゅく)でいらせられる...
吉川英治 「三国志」
...やはり暗君(あんくん)はやはり暗君でいらせられる...
吉川英治 「新書太閤記」
...御休息中でいらせられる...
吉川英治 「新書太閤記」
...老練でいらせられる...
吉川英治 「親鸞」
...黄門さまでいらせられる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...歴乎とした商家のお生まれでいらせられる...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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