...いの一番のお弟子入よ...
泉鏡花 「婦系図」
...「あたいの一番好きな人」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...朝湯のいの一番に入浴した見慣れない盲目(めくら)の人でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この学校が出来て最も新らしい所へいの一番に乗り込んだ者は私――だけではないが...
夏目漱石 「模倣と独立」
...いの一番に島へ渡って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いの一番にきみに会いに来た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...いの一番にオデロン劇場へ行ってニタ・ラインハードを見よう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...いの一番にハイジに話した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...いの一番にこの川を見つけたのは...
本庄陸男 「石狩川」
...名簿のいの一番にあったイタリー人イグナチオ・ヴィテリオである...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...いの一番に傍聴席(ぼうちょうせき)にはいった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...そのいの一番にあげたのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いの一番に言わなきゃァならねェ肝心なのを忘れて居たよ...
山中貞雄 「森の石松」
...日本のダルマさんが向う鉢巻でタワシ細工の熊に乗っていの一番に飛び出す...
夢野久作 「キューピー」
...十銭で三つぐらいの一番高価(たか)いお蜜柑を一円ばかりも買って来て...
夢野久作 「少女地獄」
...お前こそ俺のいの一番のシー子さんだと言明する...
夢野久作 「鼻の表現」
...いの一番に飛び出したのは真(ま)っ黒々(くろくろ)の唐金(からかね)のお釈迦様でした...
夢野久作 「雪の塔」
...宮内省にはいの一番に電燈も布設されていたが...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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