...いの一番に語らなければ承知しなかつたものだが...
薄田泣菫 「茶話」
...いの一番に覘われているところだったね」二人は無邪気に笑い合った...
田中貢太郎 「雨夜続志」
...朝湯のいの一番に入浴した見慣れない盲目(めくら)の人でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いの一番に上司氏を訪ねた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...いの一番に島へ渡つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いの一番に島へ渡って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いの一番にやる仕事なのに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...いの一番にきみに会いに来た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...いの一番にタイタニックのSOSを把握(キャッチ)して...
牧逸馬 「運命のSOS」
...名簿のいの一番にあったイタリー人イグナチオ・ヴィテリオである...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...この私という人間のいの一番の振り出しにあたっては...
正岡容 「小説 圓朝」
...いよいよおしまいの一番をやるときに...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...そのいの一番にあげたのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...笑いの一番に下品なものは放恣(ほうし)...
柳田国男 「木綿以前の事」
...いの一番に言わなきゃァならねェ肝心なのを忘れて居たよ...
山中貞雄 「森の石松」
...いの一番の筆頭は華族様...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...いの一番に飛び出したのは真(ま)っ黒々(くろくろ)の唐金(からかね)のお釈迦様でした...
夢野久作 「雪の塔」
...宮内省にはいの一番に電燈も布設されていたが...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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