...ハムレットがこのディレンマの上に立って迷いぬいたからである...
有島武郎 「二つの道」
...犬芥(いぬがらし)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...其後茶掛(ちゃがけ)に句を所望せられたるに書きたる句を打ち忘れ居たるを近藤いぬゐ先頃川越の茶会に招かれ其軸を示されたるを覚え来れりとて教へくれたるもの...
高浜虚子 「五百五十句」
......
種田山頭火 「行乞記」
...甲子(きのえね)を一とし乙丑(きのとうし)を二とすれば甲戌(きのえいぬ)は十一であり丙子(ひのえね)は十三になる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...浪子はさらに昨日(きのう)千鶴子より聞きし旧友の一人(ひとり)を思いぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...いいや、こう申した上は、欺いてはいぬが、お身とは仇敵同士として、父の子として――いいや、島津家の家臣として、飽くまで、わしは、父につく...
直木三十五 「南国太平記」
...雇主(やといぬし)のはなしによると...
永井荷風 「ひかげの花」
...尤(もつと)も其(その)頃(ころ)は猫(ねこ)でも犬(いぬ)でも飼主(かひぬし)を離(はな)れて(にはとり)を狙(ねら)ふのが彷徨(うろつ)いた...
長塚節 「土」
...しかし犬なら犬除(いぬよけ)の呪もあるけれど...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...茶色の斑点が額にコブのようにある洋犬(いぬ)をカメと呼んだ...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...」何処(どッ)かの人が狗(いぬ)を棄(すて)てッたと...
二葉亭四迷 「平凡」
...黒いぬれた鼻をこすりつけて...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...何だか張り合いぬけのした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...木綿を用いぬとすれば麻布(あさぬの)より他に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...この点は狗(いぬ)の声(にわとり)の声を...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...早く大聖威怒王(だいしょういぬおう)の御手にたよりて祈ろうに……発矢(はッし)...
山田美妙 「武蔵野」
...犬神憑(いぬがみつ)き鎌倉幕府はここに亡んだ...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索