...形容枯槁(ここう)して喪家(そうか)の狗(いぬ)の如く...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...小狗(こいぬ)かくれきて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...燥(はし)やぎのジム(飼犬(いぬ)の名)が人々の後を追ひかけ廻つて叱(しか)られたり...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...野良犬(のらいぬ)の如(ごと)くうろついて歩いていた一人の中学生を見かけなかったか...
太宰治 「正義と微笑」
...いかなる大船舶と言えども呑まずにはいぬ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...其(それ)は先月来余の家に入込んで居る風来犬(ふうらいいぬ)であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いかなる場合にも捷径(しょうけい)をとりて進まんことを誓いぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...おまけにいぬらが通りかかる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...豺(やまいぬ)や鰐(わに)や青鷺(あおさぎ)などの奇怪(きかい)な動物の頭をつけた神々の憂鬱(ゆううつ)な行列である...
中島敦 「木乃伊」
...ほとんど野良犬(のらいぬ)と択(えら)ぶところのないほどに堕落していた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...犬冢吉人(いぬづかきつじん)は印南(いんなん)か...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ファウスト狗(いぬ)奴...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...げに故あることならんとおもいてうべないぬ...
森鴎外 「文づかい」
...「さかりのついた淫乱な雌犬(めすいぬ)みたような...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...大手や乾(いぬい)門のように知友に会う心配は殆んどなかった...
山本周五郎 「はたし状」
...戯(たわむ)れのようにいいぬいていた...
吉川英治 「大岡越前」
...大円寺の阿日坊隆寂(りゅうじゃく)などは犬射(いぬい)ノ馬場のあたりで――...
吉川英治 「私本太平記」
...やがてもう戌(いぬ)の刻(こく)頃...
吉川英治 「新書太閤記」
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