...高くいななきながら...
芥川龍之介 「偸盗」
...一声いななきながら...
芥川龍之介 「偸盗」
...うれしそうにいななき...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...元気そうに高くいななきました...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...馬のいななきが聞えました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...――すると馬は軽いいななきをあげて...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...いななきを真似(まね)た音楽が仕組まれてゐて...
松永延造 「アリア人の孤独」
...甘利(あまり)左衛門尉(じょう)――小山田備中――馬場信春(のぶはる)――小畑(おばた)山城守――真田弾正一徳斎――小笠原若狭守――諸角豊後守(もろずみぶんごのかみ)――一条信秀――相木市兵衛――蘆田下野守(あしだしもつけのかみ)――などそれぞれの陣旗がへんぽんと風に鳴りはためいて、馬のいななきや、兵の雑音とともに、天地の秋声をここに集めているようだった...
吉川英治 「上杉謙信」
...何とも名状し難い人間の叫喚と、弦鳴り、銃声、馬のいななき、それに伴う地鳴りなどの間から、その時、「典厩信繁を討取ったり」と、いう上杉方の凱歌と、「信繁どの、お討死」と、悲しむ味方の声とが、交(こもごも)に、諸角豊後の耳に聞えた...
吉川英治 「上杉謙信」
...悍馬(かんば)のいななきを聞いても...
吉川英治 「三国志」
...馬いななき衣は颯々(さっさつ)の霧に濡れた...
吉川英治 「三国志」
...遠く兵馬のいななきを耳にして...
吉川英治 「三国志」
...にわかに馬のいななき躁(さわ)ぐのは――そも...
吉川英治 「三国志」
...馬のいななきやら剣槍のひびきが聞えた...
吉川英治 「三国志」
...夜をいななき騒いでいた...
吉川英治 「私本太平記」
...地鳴り、馬のいななき、将士の声々...
吉川英治 「新書太閤記」
...駒のいななきが聞えた...
吉川英治 「源頼朝」
...悍気(かんき)の立った生(いけずき)も磨墨(するすみ)も、水面(みのも)から立つ狂風に吹かれると、たてがみを強く振って、いななきぬいた...
吉川英治 「源頼朝」
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