...ここに繰返してまた単に一幅(いっぷく)わが県全市の図は...
泉鏡花 「凱旋祭」
...いっぷくしましょう...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...」博士は、わけのわからないことをいって、「まず、いっぷく...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...いっぷくなすって...
田中貢太郎 「馬の顔」
...「いっぷくおあがり」お蘭のやつが...
中里介山 「大菩薩峠」
...お爺(じい)さんは椿(つばき)の根元(ねもと)でいっぷくすって行(い)ってしまいました...
新美南吉 「牛をつないだ椿の木」
...ここで一服(いっぷく)すいながらまっている...
新美南吉 「花のき村と盗人たち」
...すこしドッシリした調子の一幅(いっぷく)の北欧風の名画があったともいえようし...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...一幅(いっぷく)の画を取(とっ)て美不美を言ふべからず...
正岡子規 「俳諧大要」
...いっぷく吸わねえと...
三好十郎 「その人を知らず」
...いっぷく吸いつけた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ゆうべひどく酔って来て苦しそうだったもんですから」松造は黙って莨をいっぷくした...
山本周五郎 「柳橋物語」
...壁間の一幅(いっぷく)を飽かず見つめ出した...
吉川英治 「新書太閤記」
...大井の茶店でいっぷくして...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...一幅(いっぷく)の図が展じてある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...茶をいっぷく喫(の)んでいたが...
吉川英治 「松のや露八」
...いっぷくあがって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...私の頭にはふと一幅(いっぷく)の神異的な書面が思い浮んで来たものである...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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