...いっぱいかけてあります...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...木の幹のすきまというすきまは黒い人間でいっぱいじゃないか...
江戸川乱歩 「影男」
...元気いっぱいに走っています...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...とうと片っ方の袂(たもと)へおおかたいっぱいになるまで拾う...
鈴木三重吉 「千鳥」
...鶴を読めと激しい語句をいっぱい刷り込んだ五寸平方ほどのビラを...
太宰治 「猿面冠者」
...生きていることへの感謝の念でいっぱいの小説こそ...
太宰治 「もの思う葦」
...つばさをいっぱいにひろげて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...蟻(あり)のような群集がいっぱいになっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかし力いっぱいにKをドアのところへ引っ張っていった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...せいいっぱいの智慧をしぼったところである...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「きみにいっぱい書いてもらいたい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...まもなくいっぱいのぶどう酒を持って来た...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...大きな岩の頭が出ていて……(壁の一ヵ所を見ている)……八月十五日の朝も……(頭がいっぱいになって...
三好十郎 「胎内」
...あたりいちめんきれいなお花がいっぱいです...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「赤ずきん」
...もういっぱいでして...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ならずもの」
...南の日をいっぱいにうけ...
山本周五郎 「契りきぬ」
...店いっぱいに拡った錆(さ)びついた錠が...
横光利一 「上海」
...もっとつよい落胆の色を顔いっぱいにじませて...
吉川英治 「私本太平記」
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