例文・使い方一覧でみる「いちもく」の意味

...いちもくさんにかれのあとを追った... いちもくさんにかれのあとを追ったの読み方
ハーバート・ジョージ・ウエルズ海野十三訳「透明人間」

...手をつなぎあって、いちもくさんに、おうちのほうへ、走ったのです...
江戸川乱歩「宇宙怪人」

...いちもくさんに走りだしました... いちもくさんに走りだしましたの読み方
江戸川乱歩「黄金豹」

...おら、ゾーッとして、いちもくさんに、にげだしただ... おら、ゾーッとして、いちもくさんに、にげだしただの読み方
江戸川乱歩「鉄塔の怪人」

...一目散（いちもくさん）に自分の部屋へ逃（に）げ込（こ）んで... 一目散に自分の部屋へ逃げ込んでの読み方
ツルゲーネフ神西清訳「はつ恋」

...自分も他人も誰知らぬ間に駆足で飛んで来てそうした淵の中に一目散（いちもくさん）に飛込んでしまうこともあるようである...
寺田寅彦「変った話」

...転げ落ちると共に田圃中を一目散（いちもくさん）に逃げ出した... 転げ落ちると共に田圃中を一目散に逃げ出したの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...米友は一目散（いちもくさん）に駆けて行きました... 米友は一目散に駆けて行きましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...一目散（いちもくさん）に陸（おか）へ走（は）せあがってしまったのは不思議です... 一目散に陸へ走せあがってしまったのは不思議ですの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...一目（いちもく）を揺（うご）かせば一目を眇（びょう）す... 一目を揺かせば一目を眇すの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...と声をあげながら一目散（いちもくさん）に居酒屋から逃げだした... と声をあげながら一目散に居酒屋から逃げだしたの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...商店や会社の事務員といった連中は一目瞭然（いちもくりょうぜん）たるものであった... 商店や会社の事務員といった連中は一目瞭然たるものであったの読み方
エドガア・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「群集の人」

...一木一草（いちもくいっそう）が好きですし... 一木一草が好きですしの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「煉獄」

...やがていちもくさんに逃（に）げました... やがていちもくさんに逃げましたの読み方
宮沢賢治「貝の火」

...小さな弓（ゆみ）に矢（や）をつがえていちもくさんに汽車を追（お）って来るのでした... 小さな弓に矢をつがえていちもくさんに汽車を追って来るのでしたの読み方
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

...いちもくさんに駆（か）けだしました... いちもくさんに駆けだしましたの読み方
セルマ・ラーゲルレーヴ　Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳「ニールスのふしぎな旅」

...一目散（いちもくさん）に逃げ出したらしいんです... 一目散に逃げ出したらしいんですの読み方
吉川英治「魚紋」

...今では自分より一目（いちもく）も二目も上に見ているからであった... 今では自分より一目も二目も上に見ているからであったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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