...そこが現世(げんせ)と幽界(ゆうかい)との相違(そうい)なのだから何(なん)とも致方(いたしかた)がございませぬ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...それに何(なん)とも致方(いたしかた)のないのはそれぞれの霊魂(みたま)の因縁(いんねん)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...こればかりは現世(げんせ)の生活(せいかつ)の方(ほう)がよほど結構(けっこう)なように感(かん)じられて致方(いたしかた)がございませぬ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ドーにも致方(いたしかた)がございませぬ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...おまえの がくもんの ためには これも いたしかた ないことじゃ...
五十公野清一 「一休さん」
...遮二無二(しゃにむに)男子と同じからんと騒ぐものであっては致方(いたしかた)ない...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...いたしかたなし...
太宰治 「もの思う葦」
...それも致方(いたしかた)がない...
田山録弥 「或新年の小説評」
...皮か葉の一部を見るような傾向に走りやすかったのは致方(いたしかた)ないことであった...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...これはいたしかたのないことである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...これも致方(いたしかた)がないなり行きだと...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...あれなんぞが本当に女らしいいたしかたではございませんか...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...不慮のことゝていたしかたなく...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...「とんだ災難(さいなん)を招(まね)いたがいまさらいたしかたもない...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...借越(かりこし)のパンを差し上げるのも致方(いたしかた)がございません...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...どうにもいたしかたが無いのである...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...山姥の信仰が今ほど雑駁(ざっぱく)になった上はいたしかたのないことである...
柳田国男 「山の人生」
...いたしかたございません」「その“時”を汝に与えよう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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