...与えられた仕事にいそしむのでした...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...年輩の住民は――もしかれらが真に裕福なのならば――余生を教養的研学にいそしむ閑暇をもつ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...一段高い学府に籍を置いたという厳粛な感じに支配せられて燈下に膝を折って下読みにいそしむ事も多く...
高浜虚子 「子規居士と余」
...覚束(おぼつか)ない指さきで細工物にいそしむ...
谷譲次 「踊る地平線」
...夜更(よふ)けまで賃仕事にいそしむ母親の繰(く)り言(ごと)を聞くと...
田山花袋 「田舎教師」
...励まし合って仕事にいそしむのだった...
徳田秋声 「縮図」
...神学的範疇の体系の建設にいそしむ処のものをいう...
戸坂潤 「技術の哲学」
...音楽学校に通って好める道をいそしむことを忘れなかったほどである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...小鳥が朝の営みにいそしむ囀(さえず)りが聞えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家を守り家業にいそしむこそ女であるもののつとめであるとくりかえし歌っている...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...またある時はまるで永久に死ぬことがないかのように建設にいそしむという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「彼のような年をした王が今さらそのような修業にいそしむのはほめたことではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ですが歌道にいそしむ者が...
柳宗悦 「民藝四十年」
...日本の少女(をとめ)いそしむは古き世からの習ひなり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...覚一が天性好む琵琶や芸術の道へいそしむにも...
吉川英治 「私本太平記」
...安心して生業にいそしむよう...
吉川英治 「源頼朝」
...美に浸る心持ちを善にいそしむ心持ちよりも重んずることを意味する...
和辻哲郎 「享楽人」
...愛の行にいそしむ信者たちと共に働らいた...
和辻哲郎 「鎖国」
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