...名もない居候(いそうろう)連中である...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...(もし従属すればそれは居候(いそうろう)とか間借人などと呼ばれるべきでしょう)そんなことじゃないかと思うんですが...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...僕を間借人または居候(いそうろう)視していて...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...召使だか居候(いそうろう)だか分らない様な男女が四五人もいたが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...とうとう津軽の兄の家へ逃げ込んで居候(いそうろう)という身分になったのであるが...
太宰治 「親という二字」
...ここで何もせずに居候(いそうろう)していたら...
太宰治 「火の鳥」
...光栄の居候(いそうろう)どもが饗宴(きょうえん)をささげていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...南玉の許に食客(いそうろう)をしていては――」「本当にね...
直木三十五 「南国太平記」
...南玉の食客(いそうろう)かの」「庄吉が...
直木三十五 「南国太平記」
...鶏が遠くから居候(いそうろう)ぶりに出て来て豆を拾う姿も罪がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者も当分この家へ居候(いそうろう)をするつもりだ」そこでお松は兵馬を別間へ案内して...
中里介山 「大菩薩峠」
...いくら食客(いそうろう)だからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたの所へでも食客(いそうろう)に置いてくれませんか」と美禰子の顔を見た...
夏目漱石 「三四郎」
...この食客(いそうろう)との間に下(しも)の様な会話があった...
夏目漱石 「それから」
...居候(いそうろう)は先方がいるなり次第に置きほうだいであったその人の...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...あの男の腹は胃袋の周囲(まわり)に外の臓腑が寄食(いそうろう)をしているようだ...
村井弦斎 「食道楽」
...日ごろ居候(いそうろう)はめずらしくないが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...居候(いそうろう)の竹屋三位卿(さんみきょう)主人顔して不平をいう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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