...畠(はたけ)いじりは第一無理だし...
泉鏡花 「薄紅梅」
...それをいじりまわしていたがやがて顔をあげて...
海野十三 「深夜の市長」
...証拠になりゃなんでも好い」女は銚子を置いて左の指で指環の玉をいじりながら困った顔をした...
田中貢太郎 「岐阜提燈」
...それをアリアーネが鼻をおっつけて香をかいだりいじり回したりするのであるが...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...この絵はとうとう二十日(はつか)余りいじり回したが...
寺田寅彦 「自画像」
...その私がこの頃は自身ではあまり器械いじりはしないで主に助手の手を借りて色々の仕事をやっていることをこの友人が時々の話の折節に聞かされて知っているのである...
寺田寅彦 「夢判断」
...胸飾りをいじりながらほとんど愉快げに話をしていた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...庭の草木や石をいじりまわしていた...
豊島与志雄 「父の形見」
...木枕をいじりながら...
直木三十五 「南国太平記」
...信心でもない仏様いじりなんか止(よ)して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...実際そんな時でさえ私は奥の部屋でただ好きな植物の標本いじりをやっていることの出来たのは全く妻の賜であったのです...
牧野富太郎 「植物記」
...あたしアラビアンナイトで見たわ」姉(あね)は細(ほそ)い銀(ぎん)いろの指輪(ゆびわ)をいじりながらおもしろそうにはなししていました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...大半白い髭をいじりつつ...
宮本百合子 「海浜一日」
...今日は一時間程本棚をいじりましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうにも砥石がいじりたくってしようがなかった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...吉は二十五年仮面の下で下駄をいじり続けて貧乏した...
横光利一 「笑われた子」
...俺たち野伏(のぶせり)以上に殺伐で刃ものいじりが好きときている...
吉川英治 「親鸞」
...「刃ものいじりなんざ...
吉川英治 「源頼朝」
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