...いざこざは面倒でさ...
泉鏡花 「海城発電」
...親類のいざこざまで...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...樋口一家のいざこざを見て来た訳だよ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...いざこざの起らぬよう...
太宰治 「盲人独笑」
...絶え間のないそこの家(うち)のなかの紛紜(いざこざ)に飽はてて来たお島は...
徳田秋声 「あらくれ」
...紛紜(いざこざ)の絶えなかった一頃の事情は...
徳田秋声 「あらくれ」
...瀬戸物や何かを打壊す時の紛紜(いざこざ)を...
徳田秋声 「チビの魂」
...色情のほかに金銭のいざこざ大(おおい)にあるものと知るべし...
永井荷風 「桑中喜語」
...百円で一切いざこざ無しという事にしようじゃないか...
永井荷風 「申訳」
...いざこざが起こるのだ...
永井隆 「この子を残して」
...以前から彼との間にいざこざの絶えなかつた體操の教師が...
中島敦 「かめれおん日記」
...いろ/\紛糾(いざこざ)が起るんだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...土地の顔役といざこざが出来...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か御一門に紛紜(いざこざ)があつてか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...小さな藩のなかでいざこざしとる時代じゃない...
本庄陸男 「石狩川」
...もう順位には何の文句もいざこざもないはずだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...折衝のいざこざなどは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...漱石と夫人との間のいざこざなどは...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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