...島村抱月氏(三)11・9(夕)家庭の紛雑(いざこざ)は島村氏を極度の神経衰弱に陥らしめた...
薄田泣菫 「茶話」
...同志? いざこざを起こさぬように...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...絶え間のないそこの家(うち)のなかの紛紜(いざこざ)に飽はてて来たお島は...
徳田秋声 「あらくれ」
...色情のほかに金銭のいざこざ大(おおい)にあるものと知るべし...
永井荷風 「桑中喜語」
...醜い恋のいざこざにいつまで衝突(ぶつかり)合ふのです...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...御武家方の紛糾(いざこざ)は畠違ひで御座います」「それも承知だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御武家やお大名方の紛紜(いざこざ)に立ち入るわけには参りません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その代り何彼といざこざが絶えません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...菊五郎の芝居は見るの見ぬのとの紛紜(いざこざ)があった...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...いざこざはないさ」とつぶやきながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...いざこざは起らないわけであった...
火野葦平 「花と龍」
...いざこざなしにすぐお酒がはじまってしまった...
正岡容 「小説 圓朝」
...「うちの殿様はなぜいざこざをお言いにならないでこちらの殿様の婿におなりにならなかったろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...神は人間界のいざこざには一切かかわりあわないと信じさせた理由の一つではあるまいか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...とかくいざこざの多い芝居道...
山本笑月 「明治世相百話」
...また楮幣(ちょへい)のいざこざか」「いやおれもゆうべ...
吉川英治 「私本太平記」
...嫂が家庭に交じってからのいざこざ事は何もなかったように思うが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...生糸貿易上のいざこざがだんだんこじれて...
和辻哲郎 「鎖国」
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