...一年以来リヒノフスキーは(そう君にいっても君には信じ難く思われるかも知れないが)いつでも僕の熱心な味方であってくれたし今もそうなのだが(確かにちょっとしたいざこざは二人の間にありはしたけれども...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...島村抱月氏(三)11・9(夕)家庭の紛雑(いざこざ)は島村氏を極度の神経衰弱に陥らしめた...
薄田泣菫 「茶話」
...紳士なら誰だっていざこざは避けたいのだからね...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...」「あなたが私達の間の恥かしいいざこざを...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...たかが一家内のいざこざの為(ため)に...
太宰治 「正義と微笑」
...はよういってよんでこんか! いざこざ申しおったら...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...自分の家庭内のいざこざを他人に話したくはありませんよ...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...お増とお今との間には時々の紛紜(いざこざ)が絶えなかった...
徳田秋声 「爛」
...なんでも金のことがもとでのいざこざらしかった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...二人でいざこざ云ってるのを...
豊島与志雄 「道連」
...」「何かいざこざがあるな...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...他人の所有物をみだりに望んだために起こったいざこざは昔から多いものだ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...いろ/\紛糾(いざこざ)が起るんだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...余り艷かすぎるということでいざこざがおこって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...神は人間界のいざこざには一切かかわりあわないと信じさせた理由の一つではあるまいか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不要のいざこざなしに相済んで...
山本周五郎 「新潮記」
...周囲に不和と不慮のいざこざが絶えぬ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...漱石と夫人との間のいざこざなどは...
和辻哲郎 「漱石の人物」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??