...静まり返った中にわけもなくいざこざが起って来て...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...またいざこざが起きるもんだから――』「そういうわけでございますから...
梅崎春生 「記憶」
...」「あなたが私達の間の恥かしいいざこざを...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...そういったごくつまらないいざこざなのですわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...もし過去に何かいざこざがあるとしても...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...将来は結局何かいざこざのもととなる存在であった...
永井隆 「この子を残して」
...他人の所有物をみだりに望んだために起こったいざこざは昔から多いものだ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...こんないざこざは大嫌いだが...
中島敦 「光と風と夢」
...土地の顔役といざこざが出来...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...商賣の方のいざこざは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大したいざこざを言わずに承知するだろうと多寡をくくって話を持ちかけて見ると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...何か御一門に紛紜(いざこざ)があつてか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...下界で行われているいろんないざこざも楽々と批判することが出来ようけれど...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ではその秋津と利根子との間に何かいざこざが起つたので利根子の心理が何時もと異つた風に廻転してゐるのであらうか...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...会社との間にいざこざがあったけれども...
矢田津世子 「凍雲」
...不要のいざこざなしに相済んで...
山本周五郎 「新潮記」
...後で何ぞいざこざでもあったら嫌だし――などと思ったので...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...世間のいざこざの煩(わづら)はしさに耐へきれなくなつた時...
若山牧水 「樹木とその葉」
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