...遠く松島湾の方のいさり火を眺めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...いさり火の仄にだにも...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...海とも空ともつかぬあたりに天草のいさり火が吹きすさぶ凩(こがらし)に明滅する如く微かにまたゝいてゐるのであつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...暗い奥に燈がいさり火のようにゆらゆらと光っている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...いさり火模様描くものは...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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