...このいさかいを眺めていた...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...あとをつぐもんがないさかい...
海野十三 「少年探偵長」
...私とその友達とは親友の間柄でそれまでにいさかい一つした事もないと分っているのですし...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...帰ってから二人の間に烈しいいさかいがあったらしいことも...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...何かいさかいでもなすったのかしら? きょうはだいぶ...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...どうしたんや」「臥(ね)てたら却(かえ)ってしんどいさかい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...辛抱しょう思えば出来んことはないさかいにな」「けど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あたしが使う女中なんだから」こう云ういさかいが度重なるに従って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...なんぼなんでも女の癖にあんまりだらしないさかいに...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...先日ノ諍(いさかい)ガマダ頭ニ残ッテイテ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...みんな荒働きしたことないさかい...
壺井栄 「二十四の瞳」
...一時のいさかいを捨てて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...べつにいさかいもなく...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...第四のいさかいが起ったとき...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...いさかいが極めて些細なことから始まって...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...おたがいにいさかいをするのはもうやめましょうね...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのいさかいがだんだん昂(こう)じて...
堀辰雄 「幼年時代」
...そういう父母のいさかいが...
堀辰雄 「幼年時代」
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