...いきいきとした赤い血を見ることができました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...いきいきとえがかれている人物も...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「ペンとインキつぼ」
...彼の眼はいきいきと輝きを加えた...
海野十三 「大空魔艦」
...急にいきいきと輝き出した...
大阪圭吉 「香水紳士」
...きゅうにいきいきとした町(まち)になりました...
高山毅 「福沢諭吉」
...急に其の眼がいきいきとして来た...
田中貢太郎 「円朝の牡丹燈籠」
...貧しい食卓がいきいきとする...
種田山頭火 「其中日記」
...全身いきいきと元気づいた有様は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...それをみた洋一の声もいきいきと...
壺井栄 「柿の木のある家」
...すがすがしい好晴の日で食卓から見下ろす銀座方面のながめははればれと明るくいきいきと美しいものであった...
寺田寅彦 「柿の種」
...饒舌(じょうぜつ)よりはむしろ沈黙によって現わされうるものを十七字の幻術によってきわめていきいきと表現しようというのが俳諧の使命である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...どんな瞑想をもいきいきとさせどんな涅槃にも溶け入るやうなそんな美しい月夜をみた...
堀辰雄 「「青猫」について」
...そしてただ一つの死を自分の生の裏側にいきいきと...
堀辰雄 「聖家族」
...近代においてこれぐらゐ力強く魅力ある筆で古代の自由奔放なる世界をいきいきと描いたものは類を見ない...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...小高い丘の上でいきいきとひるがえった...
宮本百合子 「インターナショナルとともに」
...そのいきいきとして積極的なはずの美の感覚でとらえる力をもっていないとすれば...
宮本百合子 「幸福の感覚」
...おのずからいきいきとした雰囲気に呼吸して育つようであったらと希望します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...伊緒はいきいきと血のけの張った頬で笑いながら...
山本周五郎 「日本婦道記」
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