...新旧のいかん思想材料のいかん以外に多くの部分があるのである...
伊藤左千夫 「子規と和歌」
...携帯感電器(けいたいかんでんき)をもっていらっしゃる...
海野十三 「崩れる鬼影」
...遺憾(いかん)ながら...
海野十三 「人造物語」
...「莫迦なことを云っちゃいかん」と...
海野十三 「振動魔」
...如何(いかん)ともし難いのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...君たちも皆もっと勉強しなけれあいかんな...
太宰治 「惜別」
...ふといかんしゃく筋がピクピクと脈うってきました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...外へ出ちゃいかんぞ」為作はそう云い云い起ちあがるなり土間へおりて...
田中貢太郎 「放生津物語」
...お前がそういう心がけにならんのがいかん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それで一個人の身辺瑣事の記録には筆者の意識いかんにかかわらず必ず時代世相の反映がなければならない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...東ニ波山ヲ瞻(み)レバ翠鬟(すいかん)拭フガ如シ...
永井荷風 「向嶋」
...教会規定ノ儀礼如何(いかん)ニ拘ラズ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その信疑の取捨如何(いかん)に至りては...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...先生のおっしゃった通りやらないかんと思って...
三好十郎 「樹氷」
...それかあらぬか、記者が東京の職業婦人の新スタイルを見て仰天して帰って来て見ると、こはいかん、ツイ一ヶ月ばかり前まで気ぶりも見えなかった福岡の淑女令夫人達が、堂々とその風(ふう)を輸入して、得意然と大道を練り歩いて御座る...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...国の大患(たいかん)となりましょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...だが、ひとたび、北京にある留守の妻を思い、ここに潜(ひそ)む魔力みたいなものをかえりみると、「ああ、これはいかん...
吉川英治 「新・水滸伝」
...人力ではもう如何(いかん)ともすることができない...
和辻哲郎 「地異印象記」
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