...金モールのいかめしい帽子を...
海野十三 「太平洋魔城」
...司令室は見るからにいかめしい部屋で海底要塞のありとあらゆる械械をうごかす仕掛が...
海野十三 「太平洋魔城」
...甲冑姿いかめしい男子までが...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...いかめしい顔つきで...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...みょうなお城のようないかめしいやしきが建っているのです...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...このいかめしい探偵事務所に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...例のいかめしい鉄格子がはめてある...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...いかめしい顔つきになり...
太宰治 「姥捨」
...そんないかめしい役所へ出て...
太宰治 「春の盗賊」
...憤(いきどお)りでなくいかめしい顔と姿勢を作って金を与えるのだ...
富田常雄 「刺青」
...編輯局長といういかめしい肩書のある尾高の方へ...
豊島与志雄 「道標」
...いかめしい矜持(きょうじ)に胸のふくれ上がるのを覚ゆる青年時代において...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...信念のこもったいかめしい目つきであたりを見回した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いかめしい後鉢巻(うしろはちまき)をして...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...そう思っていただくわ」坂田がいかめしいくらいな口調でサト子に言った...
久生十蘭 「あなたも私も」
...用人といえばいかめしいが...
久生十蘭 「鈴木主水」
...「ちょっと訊くがお前――一体どこからここへはいって来たのか」「裏門から」「裏門も閉まっているはずだが」「からたちの垣を越えて」「ふーむ」と老爺(おやじ)はいかめしい顔をして...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...“通るべからず”の制札(せいさつ)がいかめしい...
吉川英治 「新書太閤記」
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