...いかにも一大事で緊張している者のように...
太宰治 「誰も知らぬ」
...五十余りの未亡人はいかにも大貴族の大奥様らしく...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...いかにも私といふ人間が...
種田山頭火 「行乞記」
...竹刀の方はいかにもコセ/\とこせついて時々こつ/\と神代鎌のさきを叩いて見ては氣味の惡いといふ態度で逃足になつて居たが...
長塚節 「撃劍興行」
...いかにも若々しいものであった...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...平次の問ひはいかにも露骨で猛烈です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今度はいかにものんびりと石の階段を踏上(ふみのぼ)って行く...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...いかにも土地っ子らしい雪袴姿をした相手は...
堀辰雄 「菜穂子」
...いかにも君らしいとおもったよ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...山分けだ」バラドスはいかにも残念という風に言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...いかにも以前は西洋かぶれのした不良少年だつたやうに響くかも知れないが...
牧野信一 「鸚鵡の思ひ出」
...いかにも奇妙なことと思わざるを得ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いかにもその名が三郎さんでこそ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...そう気がつくといかにもやりきれなくなり...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...「ううむ! いかにも」と...
吉川英治 「三国志」
...強(し)いてではない、いかにも自然に、その顔は笑って征(ゆ)くのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかにもセルゲイらしい嫉妬の表現を耳にするのが愉快でならず...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...その姿がいかにも侘しいものに眺められた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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