...いかさまにも養立てて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...「……とある、いかさまな...
泉鏡花 「歌行燈」
...(卓子(テエブル)に伸上る)はは、いかさま、いや、若様...
泉鏡花 「海神別荘」
...「いかさま見違(みまご)ふべきもあらぬ黒衣なり...
巌谷小波 「こがね丸」
...取引先の担保にいかさまな品書きを見つけた折のように...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...少佐はトランプでいかさまの濡れ衣を着せられた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...いかさま枡は罪が深いというので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いかさま博奕(ばくち)が器用なので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いかさま手に合わぬだろうが...
久生十蘭 「玉取物語」
...ある者は彼を詐欺師(いかさまし)として軽蔑していたが...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...こういういかさま師どもと一緒に...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...俺がこの若い紳士を騙したと言うのかい」いかさまを見破られて怒鳴り散らし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...いかさま子守唄のまた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...「いかさまに昔結べる契りにてこの世にかかる中の隔てぞわからない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いかさま賽については...
山本周五郎 「季節のない街」
...正直者を食いものにする大嘘つきのいかさま師だ...
吉川英治 「大岡越前」
...執事さまも一杯おやんなすって」「いかさま...
吉川英治 「新・水滸伝」
...左様ないかさま刀(もの)と混同されては心外である...
吉川英治 「山浦清麿」
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