...なんだか落ち着いたいい心持ちになる...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...せっかく食欲を満足したあとでアイスやコーヒーを味わいかけていい心持ちになっている時分に...
寺田寅彦 「路傍の草」
...そして無理に西洋人らしくこしらえた声でどなるのがどういうものかあまりいい心持ちがしない...
寺田寅彦 「路傍の草」
...騒がしいというよりはかえっていい心持ちである...
夏目漱石 「三四郎」
...いい心持ちになって上がってみると...
夏目漱石 「三四郎」
...いい心持ちに寝た...
夏目漱石 「三四郎」
...「ああいい心持ちだ」と圭さんは波のなかで云った...
夏目漱石 「二百十日」
...ハハハハ」高柳君はちょっといい心持ちになった...
夏目漱石 「野分」
...いい心持ちには相違ない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...泥足のまま椽側(えんがわ)へ上(あが)って座蒲団の真中へ寝転(ねこ)ろんで見るといい心持ちだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...――そうするといい心持ちだ」鈴木君がしきりに主人の動静を研究していると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そこでこっちもいい心持ちんなって「金明竹(きんめいちく)」「たらちめ」と...
正岡容 「初看板」
...桃輔、桃輔、いい心持ちだよ、たいへん...
正岡容 「寄席」
...お酒に酔っていい心持ちで寝ていた宿屋の主人は...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...輿の中では閭がひどくいい心持ちになっている...
森鴎外 「寒山拾得」
...材料強弱(ストレングス・オブ・マテリヤルス)の公式一点張りで出来上っている船体だとわかり切っていても決していい心持ちはしない...
夢野久作 「難船小僧」
...いい心持ちにあたたまり初めた...
夢野久作 「鉄鎚」
...しかし何とも言えぬ平和ないい心持ちだった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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