...いい心持ちがしない...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...想像するだけでも私は胸の奥底まで晴れ晴れとするようないい心持ちがする...
寺田寅彦 「解かれた象」
...宅(うち)の庭には何もなくなった霜枯れ時分にここへ来ると生まれかわったようにいい心持ちがする...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...そして無理に西洋人らしくこしらえた声でどなるのがどういうものかあまりいい心持ちがしない...
寺田寅彦 「路傍の草」
...いい心持ちにうとうと居眠(いねむ)ってしまいました...
豊島与志雄 「ひでり狐」
...なんとなくいい心持ちにできあがっている...
夏目漱石 「三四郎」
...騒がしいというよりはかえっていい心持ちである...
夏目漱石 「三四郎」
...いい心持ちになって上がってみると...
夏目漱石 「三四郎」
...君に貸しておくほうがいい心持ちだ...
夏目漱石 「三四郎」
...ハハハハ」高柳君はちょっといい心持ちになった...
夏目漱石 「野分」
...いい心持ちになって眠気(ねむけ)がさしたから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...船が岸を去れば去るほどいい心持ちがした...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...いい心持ちに寝(ね)たよ」「寝たのはみんなが認めているのだがね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...随分いい心持ちによつぱらつてお花見ができたものですよ...
正岡容 「下町歳事記」
...いい心持ちで散歩にでると...
正岡容 「落語家温泉録」
...夜はこの二階はいい心持ちです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それから東中洲(ひがしなかす)の賑やかな処で一杯引っかけてスッカリいい心持ちになりながら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...トテモいい心持ちに酔うからね...
夢野久作 「焦点を合せる」
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