...かわいい女の子です...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...粗末な着物を着てるんですよ』『でも容子(ようす)のいい女ですよ』『それじゃ何ですか...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...このひとは、映画を見ていて幸福になれるつつましい、いい女だ...
太宰治 「姥捨」
...十四五になる可愛いい女の児でしたがね...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...「気立のいい女のようだが……」「それあそうですが...
徳田秋声 「蒼白い月」
...この女は氣立てのいい女房だった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...その辺がいっこう合点(がてん)が参りませんが……いい女でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...道中馴れたお角の歯ぎれのいい女っぷりに...
中里介山 「大菩薩峠」
...いい女と見たら誰彼の用捨無しという親玉だあ」この連中...
中里介山 「大菩薩峠」
...いい女は角力を取らなくても食って行く道がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...「美い女――君にはどうして、いい女か、醜(わる)い女か、それがわかる、まあ、いいや、勘でわかるとして置いて、事実、女もああなると凄(すご)いね」「まだ若いな」「若いにも、まだ嫁入り前なんだ、しかも、たまらぬ由緒のある女なんだ、あれを今晩、この座敷で拝もうとは思わなかった――しかも、あのしどけない寝巻姿の艶なるを見給え、迷うよ、仏でも迷うのは無理がないなあ」斎藤一が、二たび、三たび浩歎して、続いて物語るよう、「君、実際あの女は、仏を迷わした女なんだが、いいか、まあ、さしさわりのないその辺の京都名代の大寺の住職に毒水禅師というのがあったと思い給え、これは近代の名宗匠(めいしゅうしょう)で、会下(えげ)に掛錫(かしゃく)する幾万の雲衲(うんのう)を猫の子扱い、機鋒辛辣(しんらつ)にして行持(ぎょうじ)綿密、その門下には天下知名の豪傑が群がって来る、その大和尚がとうとう君、あの女にやられてしまったんだぜ」「いったい何者なのだ、処女か、玄人(くろうと)か、商売人か――」「何者でもない、単にその寺の門番の娘に過ぎないのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...初めて出会ったかわいい女に惚れてしまったからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...このかわいい女に全部喋ってしまいそうだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...かわいい女優に会いに行き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...きみはいい女だが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...心安く可憐(かれん)な愛人としておきたいと思うのにはふさわしくかわいい女性であったと考えられ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あたりやさんではいい女中を当てたものだと...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...ちょいといい女だ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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