...葉子はしかし結句(けっく)それをいい事にして...
有島武郎 「或る女」
...燕はいい事をしたと思って王子の肩に飛び帰って来て一部始終の物語をしてあげますと...
有島武郎 「燕と王子」
...もっといい事には...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...すべての人の知つてゐる踊を踊るのは實際心持のいい事です...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...ちっともいい事ねえじゃねえか...
太宰治 「風の便り」
...言っていい事と言ってはならぬ事との区別が...
太宰治 「作家の像」
...なんにもいい事が無えじゃねえか」と言いながら...
太宰治 「斜陽」
...何かいい事でもあるか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...悋気をいい事だとは思っていなかったのですけれど...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ひとが一ばんいい事を...
太宰治 「パンドラの匣」
...そんないい事あるんだつたら...
太宰治 「火の鳥」
...死ぬばかりですもの」「そうすると安全で地面の上に立っているのがいちばんいい事になりますね...
夏目漱石 「三四郎」
...如何にもいい事をしたかのように話すのはいやだと思った...
林芙美子 「おにおん倶樂部」
...私生児と云う事はどうでもいい事だけれど...
林芙美子 「新版 放浪記」
...わたしいい事を考えたから...
森鴎外 「最後の一句」
...けれどもどれもうまく合いませんでやっぱりもとの通りが一番いい事になります」「つまりこの通りなんですね」「そうです」「みんなよく鳴りますか」「ええ...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...しかし私は天地神明に誓ってもいい事実ばかりを...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...いい事がある...
夢野久作 「支那米の袋」
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