...いいかげんの所で自分はどんとみんなから突き放されるような悲しい事になるに違いない...
有島武郎 「或る女」
...その他は見も聞きもしないんだ?可加減(いいかげん)なことを謂え...
泉鏡花 「海城発電」
...いいかげんにするがいい...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...いいかげんなころを見はからって...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...私はいいかげんにして逃がしてやるようにした...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...一行の傍へ一人いいかげんの年のいった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いつでもいいかげん酔っていますから...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...米友はいいかげんにたかを括(くく)りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いいかげんにあやなしていたので...
中里介山 「大菩薩峠」
...いいかげんにしないと...
中里介山 「大菩薩峠」
...いいかげんにしなければならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...足を好加減(いいかげん)な所へ掛けると...
夏目漱石 「坑夫」
...話は好加減(いいかげん)な方角へ大分長く延びて行った...
夏目漱石 「それから」
...彼は好加減(いいかげん)に帰ろうとした...
夏目漱石 「道草」
...いいかげんによんで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いいかげんになすったら...
三好十郎 「好日」
...地図はいいかげん古ぼけ...
山川方夫 「演技の果て」
...人増しもいいかげんにしないと困る...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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