...あなたのようにおとなしければなんにもないんですけれど、あのお代官ときた日には……助平で、あんぽんたんで、しつっこくて、吝嗇(けち)で、傲慢(ごうまん)で、キザで、馬鹿で、阿呆で、小汚なくて、ああ、思い出しても胸が悪くなる、ベッ、ベッ」と唾を吐きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「そういうあんぽんたんの行き方で...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれどあんぽんたんには親しめない家だった...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...あんぽんたんの父の手の外傷(きず)も例の膏薬で破傷風(はしょうふう)にしてしまった...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...あんぽんたんを甚(しど)くよろこばせた...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...あんぽんたんはあまりあんぽんたんであった事を残念に思う...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...あんぽんたんは通弁さんだということを知っているからニコリと笑った...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...あんぽんたんのことは話しずみの友達だったのだろう...
長谷川時雨 「神田附木店」
...すこしばかり知ったかぶりをいうと――これは九歳のあんぽんたんではなく...
長谷川時雨 「神田附木店」
...あんぽんたんが二絃琴のおしょさんの家にいった時分には...
長谷川時雨 「神田附木店」
...きん坊とあんぽんたんだけで...
長谷川時雨 「神田附木店」
...童女のあんぽんたんの知る憲法発布もそうだったが...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...小さな梟(ふくろう)のように覗いていたあんぽんたんは...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...あんぽんたんは、自由に外へ出して遊ばせて貰えないので、物干にあがって空を見たりとんぼと話したり、瓦(かわら)の間から、わらじ虫がゆっくり出てくるのを見ていたり、てんと虫を見つけたりする...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...あんぽんたん女史十歳(とお)か十一歳の...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...あんぽんたんは見ているうちに気味が悪くなった...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...あんぽんたんが覚えているのは...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...近くは一九(いっく)の小説『安本丹(あんぽんたん)』に...
南方熊楠 「十二支考」
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