...その火光を受けたる半面は殷紅(あんこう)なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...――ほかに鮟鱇(あんこう)がある...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...真境名安興(まじきなあんこう)君との共著『琉球の五偉人』中(一頁―一七五頁)に収めてあるから...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...第二十代の安康天皇(あんこうてんのう)としてお立ちになり...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...貴様はつね/″\鮟鱇(あんこう)と云う魚のようにぽかんと口を開けているから...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...一抹(いちまつ)殷紅色(あんこうしょく)の残照(ざんしょう)が西南の空を染めて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...前夜斥候(せっこう)上の手抜かりについて校尉(こうい)・成安侯(せいあんこう)韓延年(かんえんねん)のために衆人の前で面罵(めんば)され...
中島敦 「李陵」
...全く暗窖(あんこう)の裡(うち)に降下(こうか)した...
夏目漱石 「それから」
...全く暗窖(あんこう)の裡(うち)に降下した...
夏目漱石 「それから」
...暗窖(あんこう)の光景もいっさい趣向以外の事は余の空想から成ったものである...
夏目漱石 「倫敦塔」
...鮟鱇(あんこう)そっくりだ――そんな事を言ってました」「鮟鱇そっくりと言ったのかい」「それから酒の味がどうも変だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...河豚じゃない鮟鱇鍋(あんこうなべ)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真境名安興(まじきなあんこう)...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...鮟鱇(あんこう)や...
横光利一 「上海」
...暗香疎影(あんこうそえい)――ふたつの影もその中のものだし...
吉川英治 「三国志」
...それ……お客様の鮟鱇鍋(あんこうなべ)がまずくならあ」「なに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...鮟鱇鍋(あんこうなべ)を出せ...
吉川英治 「無宿人国記」
...レムブルグの電信室の受信器には女に変装して上海に逃れた重慶共産主領楊闇公(ようあんこう)の銃殺を暗号電報は報ずるのであった...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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