...但しこの両者の効ある程度も存外少なるを覚悟すべし...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...生活や思想にはある程度まで近づくことができるとしても...
有島武郎 「片信」
...欧州諸国もある程度までその術が進歩したとはいえ...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...生物学の進歩によって今ではある程度まで推察することができるようになった...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...ある程度これを分解することができる...
武田祐吉 「古事記」
...便利である程度の藝術が人類の藝術で...
竹久夢二 「砂がき」
...飜訳というものもある程度までは可能である...
寺田寅彦 「柿の種」
...これはすべてある程度にとどまるものであるけれど...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ある程度の悲惨に陥ると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...桑でなくともちさである程度養えること...
直木三十五 「大阪を歩く」
...流速がある程度以上速くなった場合に...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...個人の優れた観察および医学のある分野では中国の独断主義からある程度の独立が行われるようになった...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...彼らが身を置いている裁判所の第一段階というものがある程度可能としている相当な見通しを少なくともしばらくは手に入れているのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...人体をある程度に細断すれば...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...例えば、ある程度の熱は、快を与える...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...もちろんお前がある程度...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...自然といふ一事がある程度まで文学美術の基礎を為すは論を俟たず...
正岡子規 「古池の句の弁」
...ある程度勉強になるとすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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