...ちらちらと蝶が行交う歩行(あるき)ぶり...
泉鏡花 「婦系図」
...まごまごとあるきまわっていました...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...五 横あるきをして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...こごんで折れてしまった茄子をかぞえてあるきながら...
徳永直 「こんにゃく売り」
...立ち上って二三歩あるき...
豊島与志雄 「化生のもの」
...折(をり)ふしの庭(には)あるきに微塵(みぢん)きずなき美(うつ)くしさを認(みと)め...
樋口一葉 「曉月夜」
...湯治塲(たうぢば)あるきの夫(そ)れと異(こと)なれば...
樋口一葉 「われから」
...男の様な足取であるきまはつて居た女優の方が...
平出修 「畜生道」
...フランス海軍の『サルコフ』号が一隻あるきりだと思っていたのに...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...たゞ(かけがね)がかけてあるきりの門を這入ると...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...片っぱしから見てあるきましたが...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「青ひげ」
...牛小屋の中をよろよろとあるきながら...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...昔あるきこりが山刀をこの淵に落し...
柳田國男 「日本の伝説」
...万吉はあとじさりにあるきだした...
山本周五郎 「さぶ」
...首を荷にして持ちあるき...
吉川英治 「上杉謙信」
...どこをどうあるき迷ったあげくか...
吉川英治 「江戸三国志」
...地蔵行者(じぞうぎょうじゃ)はそれをさがしてあるきます...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あの泣き声は」「酒楼(さかば)あるきの歌唄いの親娘(おやこ)なんでございますがね」「ふウん...
吉川英治 「新・水滸伝」
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