...ありとあらゆる空の鳥は...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...ありとあらゆる形式の虚栄と利己主義...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...……凡て世にありとあらゆる名詞に対を成さぬ名詞はないと謂(い)ってもいいだろう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...私がありとあらゆる物につかまることが出来た事実が証明する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...地球上のありとあらゆるものを...
海野十三 「火星兵団」
...この飛行機の中のありとあらゆる室を見まわっているえらい人間だ...
海野十三 「大空魔艦」
...ありとあらゆる樹木を網羅せるが...
大町桂月 「明治神宮と松」
...それは、ありとあらゆる、およそ人間の脳力で考え得る限りの動植物――鉱物はないようだった――の hors-d'uvre を幾種といわずテエブルの上に開陳してあるのを、めいめい皿とフォウクを手に、眼に異常な選択意識を輝かして勝手にとってきて食べるのである...
谷譲次 「踊る地平線」
...ありとあらゆるものから独(ひと)り突き放されたような失望と怨恨(うらみ)に胸が張り裂けるような気持ちがした...
近松秋江 「うつり香」
...それは疑問としてもその上にまだ山川風土でありとあらゆる多様のタイプを具備している...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...ありとあらゆる天地万有のうちから...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...他方にありとあらゆる脱出の機会を狙っていることを示すものであった...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...経験的事実の世界はありとあらゆる不幸と悲惨とに充ちている...
戸坂潤 「読書法」
...私は天下にありとあらゆる芸術品...
夏目漱石 「行人」
...ありとあらゆる「認識者」を無視できるのだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...二十歳にしてありとあらゆるものを喪失し...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...ありとあらゆる作品と...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ありとあらゆる声を放つ...
吉川英治 「上杉謙信」
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