...耳元で雷……は威がありすぎる...
泉鏡花 「遺稿」
...感傷家(かんしょうか)でありすぎる...
海野十三 「恐竜島」
...――ヒマはありすぎるほどあるのに余裕がないとは!酔つぱらつてどろ/\...
種田山頭火 「其中日記」
...ある意味においては世にありすぎることである...
新渡戸稲造 「自警録」
...証拠がありすぎる」「旦那」「役目の表から言えば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大尉は若いくせに金がありすぎるくらいだったのでしたが...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...僕は詩人でありすぎるのだ...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...私はあまりに臆病者でありすぎるかも知れない...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...我々のあまりに情熱的な――あまりに人間的温熱感のありすぎる――詩人の血が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...全くもってムザンでありすぎる...
林芙美子 「魚の序文」
...身近にありすぎるから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...ムキになつてより子を押しのけるやうにする)私がやると言つたら! (その涙でベトベトの顔が少し真剣でありすぎる)磯 なんだよ...
三好十郎 「地熱」
...「それは思いやりのありすぎる迷惑な話だね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...余りに南向(みなみむ)きのやぶ竹でありすぎるからの」話し終って...
吉川英治 「剣の四君子」
...――今は良い辞典がありすぎるのか...
吉川英治 「辞典のすすめ」
...事実、尊氏がついやしてきた二タ月と、義貞の二タ月とでは、差がありすぎる...
吉川英治 「私本太平記」
...余りにも今は身分の懸隔(けんかく)がありすぎる...
吉川英治 「新書太閤記」
...ありすぎる――と旅商人(たびあきゅうど)の堀井弥太は...
吉川英治 「親鸞」
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