...殆(ほと)んど連日(れんじつ)戦闘(たたかい)のない日(ひ)とてもない有様(ありさま)でした……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...幾度も自家の方のありさまを想像していた...
有島武郎 「星座」
...まるでワールド・シリーズの野球観覧をするときの見物人のような有様(ありさま)で...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...捨て置けばかならず上に述べたごときありさまになってしまう...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...しかるに今日のありさまを見ると...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...そのありさまをご覧になると...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...町(まち)では病院(びょういん)のこんな有様(ありさま)を知(し)らぬのでは無(な)く...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...日本民族がたえず現在のありさまにあきたらず...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...いわゆる積水窮むべからずと詩人が詠じたるごとく大洋を航するは天に上るよりも難きのありさまなりしも...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...実に当時のありさまはただかくのごとし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...さらにその臣民としてこれを借地するのありさまなりしを知るなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...丸(まる)で擂鉢(すりばち)の底(そこ)に住(す)んでゐると同(おな)じ有樣(ありさま)だと告(つ)げた上(うへ)...
夏目漱石 「門」
...灰燼(くわいじん)になつた屋敷跡の光景(ありさま)が彼れの心に浮んだ...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...苦しいその心のありさまを病む良人のベッドのよこでの何ともいえないとんぼがえりで表現した...
宮本百合子 「映画女優の知性」
...そのありさまのため...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...むかしのままの華(はな)やかなありさまで...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ほとんと一歩に一名というありさまであった...
柳田國男 「地名の研究」
...といったようなありさまであった...
山本周五郎 「青べか物語」
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