...今昔(いまむかし)の合戦のありさまを...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...そのありさまは、なんともいいようのない、ふしぎな光景でした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...一般にこれを馬耳東風(ばじとうふう)に付し去るの有様(ありさま)なりき...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...稿料を早く果取(はかど)らせて呉れないありさまだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そのありさまをご覧になると...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...ほとんど本屋の店頭に影をみせなくなったといってもよいありさまとなった...
妹尾韶夫 「「ザイルの三人」訳者あとがき」
...このありさまではおち/\殿さまとおものがたりをあそばす暇もないであろう...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...何らの掩護物(えんごぶつ)もなく恐るべきありさまで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...スタンドの台の大理石を叩き割るほどの恐ろしいありさまでした...
野村胡堂 「九つの鍵」
... すりきれた 上下のふくと いうありさま...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...内部のありさまも以前は知つていた...
三好十郎 「肌の匂い」
...目も当てられぬありさまである...
森鴎外 「阿部一族」
...いまだその無害なるところの仕事に没頭しておるありさまでございます」「ふむ...
山本周五郎 「思い違い物語」
...なごやかに団欒(だんらん)をたのしむありさま...
山本周五郎 「日本婦道記」
...またわたくしは女のことゆえ戦場のありさまもしかと判断はできませぬ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...肉体とが日に日に頽廃して行く有様(ありさま)を自分でジッと凝視(みつ)めていなければならなくなったのには少々悲観させられた...
夢野久作 「鉄鎚」
...同棲しておられる情景(ありさま)を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その不思議な乞食のありさまが慈悲深い僧侶の...
和辻哲郎 「鎖国」
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