...しかし、それはさように考える方が間違いで、暁の鐘の音、夕を告げる鐘の音を聞くにつけても、私どもは、死に直面しつつある生のはかなさを痛感すべきではあるが、しかもそれによって、私どもは今日生かされている、生の尊さ、ありがたさを、しみじみ味わわねばいけないということを唄(うた)ったものです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...言論の自由のありがたさも...
太宰治 「男女同権」
...或いは文学のありがたさとか...
太宰治 「如是我聞」
...あゝ御飯のおいしさありがたさ...
種田山頭火 「一草庵日記」
...旅のありがたさを感じる...
種田山頭火 「行乞記」
...金銭のありがたさを痛感した)...
種田山頭火 「行乞記」
...友人といふものゝありがたさを痛感する...
種田山頭火 「行乞記」
...私にはありがたすぎるありがたさである...
種田山頭火 「其中日記」
...マツチがなくなつたので――マツチのありがたさを今更のやうに感じる...
種田山頭火 「其中日記」
...……友情のありがたさを味う...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...山の湯のありがたさである...
種田山頭火 「旅日記」
...米も石油も借りて帰つた!飯のありがたさ...
種田山頭火 「旅日記」
...ただこの嬉しさありがたさからである...
中島敦 「悟浄歎異」
...今は表現以上のありがたさです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あまりのありがたさゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...そのありがたさを忘れていない...
吉川英治 「新書太閤記」
...ありがたさに彼も...
吉川英治 「親鸞」
...そこは手に職のあるありがたさで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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