...ただ何かなしに行衛(ゆくえ)を知らなかった未見の友の有処(ありか)を突留めたような気がして会心の微笑を禁じ得なかった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...ツマリこの三人が硯友社の創立発起人でありかつ無限責任者であったが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...自分をひっくるめた人間人間のありかたに...
梅崎春生 「黄色い日日」
...その小破片(しょうはへん)の在所(ありか)がわからないのですって...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...やっと明智のありかが分った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...小切手帳のありかを教えなければ...
江戸川乱歩 「影男」
...かれその老の所在(ありか)を能く見しめき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...首のありかを尋ねながら...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...かれは二三度路で中田への渡(わた)し場(ば)のありかをたずねた...
田山花袋 「田舎教師」
...新金の在所(ありか)はこの場で訊(ただ)して帰らねば...
中里介山 「大菩薩峠」
...南瓜(たうなす)は晝間(ひるま)見(み)て置(お)いて夜(よる)になるとそつと蔓(つる)を曳(ひ)いて所在(ありか)を探(さが)すのである...
長塚節 「土」
...三十一年目で父近江を討った不倶戴天(ふぐたいてん)の敵の在処(ありか)を見付けたのは喜びに堪(た)えない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...島々のありかをまなかいに見ながら...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...ありかも正確に知っております...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ジョージ卿に遺書のありかさえ教えれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...手配して在家(ありか)をさぐらせ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「お! 雪どののありか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...とにかく人に必要な食物の在処(ありか)を教えた功はある...
南方熊楠 「十二支考」
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