...阿弥陀仏の在処(ありか)を責め問うたよ...
芥川龍之介 「往生絵巻」
...柳下機に本艦のありかを知らせることにはなるが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...正太の手はすぐ鉦(かね)の在所(ありか)を見つけた...
海野十三 「骸骨館」
...財宝のありかを示すものだとしたら...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...御首のありか知れざりければ...
太宰治 「右大臣実朝」
...二商品間に行われる交換の問題要目 四〇 社会的富は価値がありかつ交換し得られる物のすべてである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...人々のこころのありかたを教えさとすことがある...
中井正一 「美学入門」
...箒やはたきのありかを聞く...
夏目漱石 「三四郎」
...革命の当初には自由民主のため大に名望もありかつ実際に尽したことも少なからぬ人であったが...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...娘の在所(ありか)は暫らく訊かずに置いて下さい」「――――」白け渡った一座の空気を後に...
野村胡堂 「女記者の役割」
...とはの泉のありかをおもつた...
原民喜 「鎮魂歌」
...牛乳(ちち)いりの雑炊(プートリャ)を召しあがつたことがおありかな? いやはや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...それが穀物価格に及ぼす影響は緩慢でありかつ大したことはないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...栖鳳や大観が大家であるありかたとどこか共通したものがあるように思う...
宮本百合子 「あられ笹」
...ヤマハハまた飛び来たり娘のありかを問えども隠して知らずと答えたれば...
柳田国男 「遠野物語」
...王政復古の真のありかたに就いて...
山本周五郎 「新潮記」
...『上野介の所在(ありか)をいえ』『有態(ありてい)に云わぬと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...誤謬でありかつ妄想である...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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