...あらたかな仏様だと...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...神(しんれい)のあらたかなる事あまねく人の知る所なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...霊験(れいげん)のあらたかなので聞えた仏様で...
薄田泣菫 「茶話」
...「あらたかな長老様!」と彼は思い入れたっぷりで叫んだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...霊験あらたかだとのことだった...
豊島与志雄 「非情の愛」
...あらたかな神仏のお札であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり朝日権現のあらたかな御光というものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あらたかな佛樣まで抵當に取つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...効験(こうけん)あらたかでしたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これはなかなかあらたかなものだと思つたンでございますよ...
林芙美子 「浮雲」
...あらたかな御利益(ごりやく)はあるに違ひない...
林芙美子 「浮雲」
...殊更こんなあらたかな祭日にさへ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...汝(うぬ)たちに対つてあらたかな十字架で十字を切らずには措かぬぞ!」そして今にも彼が手をあげようとした時...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...天神の来臨たまわる霊験あらたかなる祈請の筵にて...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...大変ききめがあらたかです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(ルクレティウス)(c)ローマの国に神のめぐみがあらたかであるようにと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...効験あらたかな祈祷師(きとうし)の噂(うわさ)などが...
山本周五郎 「季節のない街」
...よほど霊顕のあらたかな神だからであろうと思えたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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