...さっきからひそかにあの霊現(れいげん)あらたかなる水晶をなでてて...
海野十三 「火星探険」
...あらたかな仏様だと...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...霊験(れいげん)のあらたかなので聞えた仏様で...
薄田泣菫 「茶話」
...もっとあらたかな...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...あらたかな政府と現を抜かした政府と...
戸坂潤 「社会時評」
...あらたかな神仏のお札であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...不動をあらたかにしようと思ったら...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...神のあらたかな御利益につき...
萩原朔太郎 「宿命」
...而かも其の湯槽は肥溜でなく靈驗あらたかなる温泉である...
濱田耕作 「温泉雜記」
...これはなかなかあらたかなものだと思つたンでございますよ...
林芙美子 「浮雲」
...あらたかな御利益(ごりやく)はあるに違ひない...
林芙美子 「浮雲」
...とてもよく利くあらたかな灸だとすゝめるので...
林芙美子 「玄關の手帖」
...西洋の一部信者のあいだにはあらたかなものとされているが...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...あらたかなものでございますねえ...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...霧島のあらたかな峰...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...効験あらたかな祈祷師(きとうし)の噂(うわさ)などが...
山本周五郎 「季節のない街」
...霊験あらたかな金のお札を頂いた父が...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...輪廻(りんね)転生のあらたかさをさながらに拝ませているのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
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