...四楽しき極みはくれはどりあやめもたへなる衣手かやしほ味よきうま酒か柱ふとしき家くらかオー 否 否 否楽しき極みはなほあらん...
有島武郎 「遠友夜学校校歌」
...頬(ほゝ)に菖蒲(あやめ)が影(かげ)さすばかり...
泉鏡太郎 「艶書」
...あやめもわかぬ暗闇の中にいた...
海野十三 「地球要塞」
...もっとも物のあやめは...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...」「もう菖蒲(あやめ)だわ...
徳田秋声 「縮図」
...いずれあやめと引きぞわずろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...あやめ」「三光」というような声が洩(も)れて来る...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「雨情民謡百篇」
...もう一度あやめに訊くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな人は滅多にないな」「妹のあやめさんは?」「さア」小八郎は含蓄(がんちく)の深い笑ひを殘して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二番目娘あやめの部屋の前...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「眼のいらん者(もん)は、こっち向け」菊、牡丹、萩(はぎ)、菖蒲(あやめ)、桜、梅――十二月の花々が、雪のなかを飛んで、雪のうえに落ちた...
火野葦平 「花と龍」
...天平式あやめ風呂へ行って...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...屹度今は暗闇(くらやみ)が全くあやめも分らぬ程に濃くなつてゐるけれど出來るだけ晝間の光を利用しようとしてゐたのだらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あやめも知らぬ恋もするかな」の歌はその代表的なもんだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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正岡子規 「墨汁一滴」
...菖蒲(あやめ)の太刀(たち)と幟(のぼり)とで去年うまれた四男(よなん)目のアウギユストをば祝ふ月...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...『潮來出島の眞菰のなかで』といふ眞菰や蒲の青々した蔭にはあやめはやゝ時過ぎてゐたが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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