...黒白(あやめ)も分かず焦り悶(もだ)えた時にあらしめば...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...菖蒲(あやめ)は取(と)つて...
泉鏡太郎 「艶書」
...人家(じんか)の軒へあやめぐさ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...五月藻作氏と連れ立った断髪の五月あやめ女史や...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...菖蒲踊(あやめおど)りを御見物になりませんか――ということです...
中里介山 「大菩薩峠」
...私とお姉さんと似たやうなものを着てゐるんです」あやめの話は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一度あやめに訊くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妹のあやめさんを殺す気だった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あやめた人間は十七人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皐月あやめさくころ...
萩原朔太郎 「花あやめ」
...あやめの歌合といふを試みけり...
萩原朔太郎 「花あやめ」
...あらはれていとど浅くも見ゆるかなあやめもわかず泣かれけるねの少女(おとめ)らしく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昔は親を殺したり主人をあやめたりする人間の名前の上に...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...人をあやめたからだと云ふ事だ...
森鴎外 「高瀬舟」
...ナウパクトスのガニストルの息子たちが自分の主人をあやめた当の下手人であることを確証したのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「あやめ」の花を形容して「燕子花」と云ふのは古代からの雅名で...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...菖蒲(あやめ)の寮の不思議な女主人(あるじ)に助けられ思わず今日までの無沙汰の段...
吉川英治 「剣難女難」
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