...昨夜(ゆうべ)ぐれえ執念深(しゅうねんぶけ)えあやかしの憑(つ)いた事はねえだって...
泉鏡花 「海異記」
...山の魑魅魍魎のあやかしであろうか...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...余吾之介はそのあやかしの中に三日も一緒にいて...
野村胡堂 「十字架観音」
...何やら魍魎(あやかし)が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いろいろなあやかしをやってみせるが...
久生十蘭 「南極記」
...まず全体の筋が「あやかしの皷」につきまとう...
平林初之輔 「当選作所感」
...荒廃した家などに住む妖怪(あやかし)が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もののけやあやかしのわらわらとうごめいている...
山本周五郎 「山彦乙女」
...「あやかしの鼓(つづみ)」の由来を書いていい時機が来たから……「あやかし」という名前はこの鼓の胴が世の常の桜や躑躅(つつじ)と異(ちが)って「綾(あや)になった木目を持つ赤樫(あかがし)」で出来ているところからもじったものらしい...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...これが後(のち)の「あやかしの鼓」であった...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...それと一緒に誰云うとなく「あやかしの鼓」という名が附いて...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...話にきいた『あやかしの鼓』に違いないのだ...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...お附きの女中が青くなって止めるのもきかないで『あやかしの鼓』を出して打って見たものだ...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...「伯母は若先生が打たれた『あやかしの鼓』の音をきいてから...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...この家中のすべてが「あやかしの鼓」に呪われているばかりでなく...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...けれどもそれと同時に若先生と私の膝の前に転がっている「あやかしの鼓」の胴が何でもない木の片(はし)のように思われて来たのは...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...この『あやかしの鼓』を作って私の先祖の綾姫を呪い殺した久能の子孫ではありませんか...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...今日はじめて『あやかしの鼓』の呪いから醒めたんだ」兄の眼から又新しい涙が湧いた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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