...あべこべにトラックは半壊家屋の支柱に衝突し...
海野十三 「空中漂流一週間」
...あべこべになって...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...」明智が、いっこうたよりにならぬものですから、あべこべに、日下部老人が探偵みたいにさしずをするしまつです...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...これがあべこべなりき...
大町桂月 「小利根川の櫻」
...あなたはあべこべの方へ来たんですわ...
鈴木三重吉 「岡の家」
...西川一草亭氏はこれとは反対(あべこべ)に...
薄田泣菫 「茶話」
...あべこべにそれがしの懐(ふところ)をねらっているのだから...
太宰治 「新釈諸国噺」
...あとで思ひのこりになりますよ」かう言つてあべこべにかの女は勧めた...
田山録弥 「山間の旅舎」
...ふいにすべての科学の砲火をあべこべに向けかえて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...窖(あなぐら)と屋根部屋とをあべこべにし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あべこべに家来か幇間(ほうかん)のように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あべこべに町人共の迷惑になったことも少くないとは言えず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...また夜と昼があべこべになつてしまつたの?」「…………」自分はそんなはなしを交へるのも物憂く...
牧野信一 「二日間のこと」
...あべこべに笑ひ者になつてしまつたアリストフアーネスとか云ふ喜劇作者なんですつてさ...
牧野信一 「山彦の街」
...あべこべの情況によってたちまちに別の物になりおわっても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはまったくあべこべだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...こうもあべこべに生れたものかと悔む囁(ささや)きも聞えたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...で、自然、あべこべに、老公のほうから話題を出しては、話しかけるようにならざるを得ない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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