...あべこべ砲のことは...
海野十三 「怪塔王」
...そのあべこべのものだったのである...
海野十三 「三十年後の世界」
...お前は照準をあべこべにやっているから...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...あべこべにやっつけられる...
海野十三 「超人間X号」
...普通の人とはあべこべに...
海野十三 「爆薬の花籠」
...まるであべこべな話である...
大隈重信 「青年の新活動方面」
...何時もあべこべに喫むんだよ...
田中貢太郎 「雨夜詞」
...(はきもの)をあべこべに穿(は)いて出て迎えた...
田中貢太郎 「続黄梁」
...世が世ならば猿面かんじゃめをあべこべに追いつめて腹をきらせてくれようものを...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...何を言つても取りあげないばかりか、あべこべに、おれが碌でもないところをほつつきまはつたり、仲間と往来で無茶な真似ばかりしてると言つて、さんざ毒づくのさ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...貴さまの素ッ首を引き抜くぞ!」あべこべに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そして悪の方はそれとはあべこべである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...糸車をあべこべにまわさなければ...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...そのにらむ目をあべこべに...
吉川英治 「江戸三国志」
...あべこべじゃなかろうか...
吉川英治 「私本太平記」
...鷲をオモチャにしているのか、鷲にオモチャにされているのか、ともすると、あべこべに、空(そら)へつるしあげられそうになるのを、からくも、一本(ぽん)杉(すぎ)の根(ね)ッこへ、その手綱(たづな)を巻(ま)きつけて食(く)いとめたとたんに、「あア、くたびれた」と、ヘトヘトにつかれたこえを合わせながら、「休(やす)もう」「休もう」「休んでからまた飛ぼう!」と、これでも鷲のつばさと一しょに、飛んできた気でいるのだからたわいない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...で、自然、あべこべに、老公のほうから話題を出しては、話しかけるようにならざるを得ない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...それとはあべこべに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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