...このとおりのあばた面だもので...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...ひどいあばた面で...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...五十恰好のあばた面の婆さんが...
長塚節 「月見の夕」
...主人は往来をあるく度毎にあばた面(づら)を勘定してあるくそうだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何処か行く先はきまっているのかい?」あばた面の料理番は柄にも無い親切らしい声でこう訊くのであった...
細井和喜蔵 「女給」
...あばた面(づら)で音曲の巧く人情噺の達人だった初代小さんは...
正岡容 「初看板」
...そして先生のあばた面が出た...
室生犀星 「幼年時代」
...あばた面になる代りとして...
山本周五郎 「青べか物語」
...あばた面(づら)になる代りとして...
山本周五郎 「青べか物語」
...うすあばた面(づら)に! 石の地蔵に! おくれをとってなろうや」と...
吉川英治 「私本太平記」
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